太平山へ

真冬のこの時期、登山ができるチャンスは多くありません。(ガチの人は別として)
幸い連休最終日、天気が良さそうなのでソロで太平山に登ることにしました。
行こうかなと思った時に行けるのもソロの良いところです。

と言っても、この時期に太平山の山頂に登るのはとても難しいです。
冬の太平山登山は中岳ピークまでが定番かと思います。

オフィスから見える中岳ピーク、標高951.7m。
ちなみに山頂の奥岳ピークは標高1170.4m。
今回は安全なザ・ブーンから登ることにしました。

積雪量は普通にありますので、もう最初から雪上歩行になります。
雪が想像していたより多く、前岳を過ぎてから軽アイゼンを付ければいいかなと思っていましたが、それよりずっと前に付けなければなりませんでした。

今回新調したモンベルのスノースパイク6です。軽量コンパクトでかさばらず、装着練習もして来たのでスムーズに装着できました。冬の低山では必要十分と感じましたし、春~夏の雪渓でも役立つと思います。このルートは滑落して命を落とすような危険な場所はありませんが、この時期はアイゼンとかスパイクがないとキツイでしょうね。

そして前岳から先はさらに雪が深くなり、アイゼンよりもワカンが欲しいくらいになります。
先を行く人がいましたのでラッセル状態にはなりませんでしたが、中岳ピーク前の急登はかなりキツかったですね。

天気は良く、秋田市方向は日本海までよく見えました。残念ながら鳥海山方向は雲がかかり、秀麗は見えませんでした。

奥岳方向はよく見えました。奥の真っ白なのが奥岳ピーク。夏は縦走できますが今は動物の足跡しかないです。ここで生きている動物は凄いですね。

Geographicaの記録。距離10.3キロ、時間4時間43分。中岳には20分位しかいませんでしたので、このルートにしてはかなり時間がかかりました。冬は登山道から外れて直線的に進む事も多いのですが、ホント雪で体力が奪われます。難儀する分だけ、見える景色も綺麗ですけど。
あ、あと雪の登山でいいところ、帰ってきてから登山靴や道具の泥掃除がいらない。むしろ綺麗になっている。

今回の失敗。
1. スマホを家に忘れて10分ほど行ってから戻った。
2. 水を忘れて登り始めて5分ほど行って戻った。5分とは言え結構精神的なダメージが大きい。

にしても。
スキーにしろ登山にしろ、近場でこれだけ楽しめるのは素晴らしい。

株式会社加藤一成建築設計事務所
代表取締役 加藤 一成(かとういっせい)

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