湯沢の小住宅

自然素材に囲まれた雪国の家

 

建築概要

場所 秋田県湯沢市
構造・規模 木造 2階建
家族構成 母娘 + 愛犬
延べ床面積 96.06㎡ (29.00坪)

自然素材に囲まれた雪国の家

南側ファサード. 厳しい冬の気候に対しシンプルな3つの箱で構成されている. デッキからの眺め.

場所

秋田県湯沢市

構造・規模

木造 2階建

家族構成

母娘 + 愛犬

延べ床面積

96.06㎡ (29.00坪)

心豊かな暮らしが送れる住宅であって欲しいと思います。

敷地は、湯沢市郊外、旧雄勝町に位置します。ご高齢のお母様と娘さん、それと愛犬のための小住宅です。

住宅を建築するにあたり、お一人であれこれ思い悩み、最初のメールをいただくまで、かなり勇気が必要だったそうですが、思い切ってご相談いただきました。

2 年程前に一度、地元工務店にて住宅建設に着手されたそうですが、事情により工事は中断。工事が地盤改良まで終了した状態で、設計監理のご依頼をいただきました。住宅会社の内覧会等もご覧になられたようですが、同程度のコストでは、なかなか満足できる住宅にめぐり合うことはできなかったそうです。

当社にご依頼をいただくにあたり、お客様からは、自然素材を多用し冬暖かいこと・風や光が感じられ、「癒し」があること・などのご要望をいただきました。お客様のご要望を出来るだけ多く取り入れ、なおかつすでに施工済みの改良範囲に合わせながら設計を進めました。

面積的には決して大きな住宅ではありませんが、それぞれの家族の居場所の確保と、フレキシブルな空間の使い方が可能なプランとしています。小さいながらも吹き抜けもあり、実際の面積以上の開放感が得られるように空間を組み立てました。

多くの自然に囲まれ、厳しい冬に対して守りを固めつつも、心豊かな暮らしが送れる住宅であって欲しいと思います。

Ⅱ地域次世代省エネ基準に準拠、エコキュート・蓄熱暖房・IHヒーターによるオール電化住宅。

リビング・ダイニング. 右手にキッチン、左手奥は母室. 3枚引込戸により一体の空間に.

母室方向から、リビング・ダイニングを見返す. 床は杉板+オスモクリア、壁は珪藻土塗壁.

リビングから南側デッキを見る.

左手にキッチン. TV台とリビング収納. 吹き抜け上部からも光が注ぐ.

対面式のL型キッチン. 奥に食品庫.

吹き抜けを見下ろす.

アプローチ. 南東ファサード.

南西ファサード.手前のBOXは母室.

Prototype Modeling

お客様の声

長い間お世話をお掛けしました。

一年半前、不安な気持ちに押しつぶされそうになりながら初めて事務所をお訪ねしました。
きっと、変な人がやって来たと思われた事でしょうね(笑)。

あの当時、家はある程度の資金繰りの目処が着いたならば、後は工務店(またはハウスメーカー)に任せれば自然に建つものだと思っておりました。計画を中断してから、初めて本を読んだり情報収集をしたり、内覧会に出かけてみたりしたのですがなんだか、建築の複雑さと自分の無知を知るだけで、益々新築の夢が遠のいていく気がしていました。

誰に相談するべきか、もしかしたら、一人で建てるなんて無理かもしれないと途方にくれる日々。
そんな時に、事務所のホームページを拝見しました。信頼できそうで、そしてなにより施工例のお宅が素晴らしかったので、意を決して連絡を入れました。

その時の事を思うと、今こうして新築の家に居るのがなんだか不思議な気がします。
あの時思い切って事務所に伺って、本当に良かったです。むしろ、一度失敗したからこそ、こうしてご縁が出来、希望どうりの家を持つことが出来たんだと思います。

今は、自分の家なのに想像以上にずっと素適で、毎日うっとりしています。
本当にありがとうございました。

それから、何も分からずに質問したり、意見を言ったりで随分ご苦労をお掛けしました。
私の突拍子もない質問にも、いつも丁寧に御返答頂きました。
特に、冬場の屋根の件つきましては、心強く感謝しております。

家の住み心地は、快適です。吹き抜けもデッキも、とても気持ちいいです。
小さいけれども、機能的に作られていて、狭さを感じないし、本当にいい家だと思います。
振り返れば、無理だと思っていた当初の希望のほとんどが叶えられた家になっています。
( なんだか魔法のようですね(笑) )
ペットの足洗い場とかの現実的なものから、「癒し」のある家とか漠然としたものまで。
先日、家をみた親戚が「この家、なんかくつろげますね」と言っておりました。

施主と建築業者との間に、施主サイドに立った設計事務所が入る事は、設計料以上に施主側にとって多くのメリットがあります。そして、なにより安心です。

これからもずっとフォローして頂けると伺い安心しました。
それでは、またよろしくお願いします。

ありがとうございました。

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