設計においてLED照明を選択するのはもはや当たり前の事で、省エネという観点からすれば他に選択肢は無いと言ってもよいでしょう。照明器具メーカーのカタログを見ても特別な注釈が無ければLEDであり、LED以外の器具が特別なものになっています。
照明器具のLED化はここ5~6年位で一気に進んだ印象です。
その前まではLED照明はまだ高価で、そこに予算をかけられなければ諦めざるを得ない場合も多々ありました。そこから2~3年のうちに状況が一変し、照明=LEDと言ってよい状況になりました。
さて、自宅のLED化について。
自宅の照明は、12Vダイクロハロゲン球のダウライト、ミニハロゲン球のスポットライトとアッパーライトです。それ以外の照明はありません。フロアライトやスタンドは別として。
これらの電球はごく一般の住宅で使用される電球ではありませんので、LEDとして簡単に購入できるまでやや時間がかかりました。(私が気付かなかっただけかもしれませんが)
が、近頃はAmazonでも簡単に購入できるようになりました。
(ただし外国製がほとんどですので、選択する際は注意深く説明を読む必要がありますし、評価も鵜呑みにできません。)
12Vダイクロハロゲン代替LEDは1~2年ほど前から使用していますが、最近になってミニハロゲン代替LEDを購入してみました。
85Wのハロゲン球に対して7WのLEDで、75W~80W相当と説明がありました。
点灯には問題ありませんが、若干暗いかな、という感じはします。
これは説明通りですし実用に関しては許容範囲であり、そもそも日本の住宅は明るすぎる傾向ですので、すぐに慣れるのではないかと思います。
いろいろな事をトータルで見なければいけませんが、これで照明に関わる電気代が削減できれば良しとすることにしますが、電球の見た目的にはどうでしょう?
LEDチップが整然と並ぶ様はいかにも現代的な見え方と言って良いと思いますが、改めてハロゲン球をまじまじと見直してみると、やはりLEDには無い製品としての美しさと長い電球の歴史を感じさせるものです。
どうでしょう?精工で緻密だと思いませんか?
確かに、電球の見た目などどうでもいいと言えばその通りですが、全てが単純で効率的なものに置き換わってしまうのは時代の流れとは言え残念ですね。エンジンとEVも然り・・・
日本の「ものづくり」はどうなってしまうのだろう?