空間が有機的につながり家族の活動をおおらかに包み込みます。
家庭内感染リスクの低減
スキップフロア等がある住宅
建築概要
南東面ファサード.
東面ファサード.
秋田県秋田市
木造 2階建
夫婦+子供2人
153.08㎡(46.30坪)
ご夫婦と子供二人の、四人家族が暮らします。 もともと、道路と敷地には80センチ程度のレベル差があり、それを活かしながら、Level-1~Level-4までのスキップフロアを設けました。 各レベル差は、視線の抜けや空間のプロポーションに最大限配慮し、慎重に決められました。 それぞれのフロアは、リビングの吹抜けを介して有機的につながりを持ち、家族の活動をおおらかに包み込みます。 構造としては、かなり複雑ですので、模型による空間相互の関係や、ミリ単位での高さ方向の検討も必要になりました。 暖房は、それぞれのレベルの床下(天井ふところ)に、温水循環式放熱パネルを設置し、床上のガラリにより、対流させる方式です。
LEVEL2 リビング・ダイニング・キッチン. 壁・天井はしっくい塗り.
LEVEL2 ダイニング・キッチン.
柱・梁は構造用集成材染色塗装.
LEVEL3
LEVEL4
LEVEL1 エントランス.
LEVEL4 子供室.
LEVEL2 キッチンよりダイニングを見る.
LEVEL3 ワークルーム. 造り付のデスクと本棚.
LEVEL2よりLEVEL3を見る.
LEVEL3よりLEVEL2を見る.
バスルーム.
さて、住み心地ですが、今の所とてもいいです。まあ、細かなところを上げればいろいろ出てきますが、それを上回るすてきさでカバーされ、心が充足されています。 また、自分が決定に関わったことだからという納得感がありますから…。 不具合もありますが、6月下旬に施工者さんに見てもらうことにしています。 心配なのは厳冬期に熱量足りるのかな?という点です。 点数で言うと86点くらいかな?ちなみに私が望んでいたのは70点。 他の建築家に頼めば60点台、いい工務店に頼めば40点くらいだったであろうことが予想されます。 次いっしょにやれば90点台にのりますね。確実に。