老舗酒店の改築プロジェクト
建築概要
ワイン・日本酒・ウィスキーなどが豊富に並ぶ店内.奥にコンクリート打ち放しをバックにしたカウンター.
秋田市川元開和町4−9
鉄骨造 2 階建て
277.77㎡(83.85坪)
秋田市川元開和町、山王交差点~茨島十字路を結ぶ県内でも有数の交通量を有する県道沿いの酒店の改築プロジェクトです。取り壊し以前の旧店舗はグリッドデザインやガラスブロックが印象的で、通りかかるたびに気になるお店でした。しかし築30年以上が経過した旧店舗は、扱うお酒の種類や量に比べて手狭になった事もあり、今回改築するに至りました。
新店舗は必要とされる面積を確保し、かつ過大な面積を取り過ぎないように配慮して平面計画を行いました。同時に旧店舗のデザイン要素にリスペクトし、現代的で機能的な店舗を目指しました。
構造的な要求やコストに配慮し主要な構造は鉄骨造としていますが、その中に旧店舗にも用いられていたコンクリート打ち放しを挿入し、木質系の内装材と合わせてスタイリッシュな中に落ち着きを作り出しています。
http://sakenokon.com/
エントランス.道路側に開きながらコンクリートのグリッドを印象付ける.
レジカウンターとスチール製のディスプレイ棚.
レジカウンターとコンクリート打ち放しのカウンターバック.木質系内装材や造作家具はダークブラウンに統一されている.
オープン後の店内.数多くのお酒が店内を彩る.コンクリート打ち放しと木質系の内装材のコンビネーション.
店内から道路側を見る.カウンター上部には間接照明が入り、夜間の店内を印象付ける.
エントランス正面.
南東側から見るファサード.現代的でありながら、どこかクラシックな雰囲気を感じさせる.
北東側から見るファサード.ホワイトの壁面・コンクリート打ち放し・グリッドデザインの組み合わせ.