家族のつながりや、それぞれの個の居場所が確保できたのではないかと思います
建築概要
既存の二間続きの洋室を改修し、子世帯のリビング=生活スペースとしている.装飾の多いレトロなインテリアだったが、珪藻土・三層フローリングでシンプルかつナチュラルな空間としている.正面奥はステンレス製のミニキッチンを設けてあり、最低限の炊事が可能である.
秋田県秋田市
木造 2 階建
夫婦+子供2人
63.58㎡ (19.23坪)
十分な面積がありながら、使い勝手が良くなく広さを生かし切れていないリビングを、もっと有効に活用することを主な改修目的に掲げました。 キッチンや階段のレイアウトを変更することにより、生活動線を整え、暮らし方そのものを変えることを意図しました。 また、子供の成長に伴い、一室だった子供室を二室に間仕切ったり、2階フリースペースの創出、洗面室のリニューアルも等も合わせて実施しました。 さらに、現行の建築基準法に合わせた筋交いや接合金物の確認や不足分についての設置も、この機会に実施しました。 結果として、当初の目的通り、既存住宅の枠の中で面積の最大活用や視覚的な広がりが得られ、家族のつながりや、それぞれの個の居場所が確保できたのではないかと思います。
改修前の住宅内部.
位置を変更しオープンなキッチンとした.
床・壁・天井の各仕上げ, 照明器具を一新した.
レイアウト変更した洗面室.
洗面カウンターと収納.
2階フリースペース.
Concept Image.
加藤さんのように細かいリクエストに応じてくれる建築家はなかなかいないと思います。 デザインもさる事ながら、細かな要望や質問にも丁寧に答えて下さった事は本当にありがたかったですし、見積書も何度も見直して頂き、予算に合わせる為の努力をして下さいました。 専門家ならではの厳しい予算と工程のチェックがあった事でリフォーム後の我が家は安心して快適に生活できる場になりました。 リビング階段は本当にいいものですね。食欲旺盛な我が家の子供たちは階段を降りてくるとメニューを当てる特技も身に付けました。 リフォーム前は予算もかかる事で悩みました。 「予算に見合うリフォームになるのか。お金をかけても満足できないならやらない方がいいのでは?」と思う事もしばしばでした。 でも出来上がった家はそんな心配御無用でした。もっと早くリフォームすればよかったと思うくらいです。 皆さん、寒い時期の工事で大変だったと思いますが、私共は本当に喜んで今の家で生活しています。 ありがとうございました。